実が大きく甘みのある実エンドウ 出荷最盛迎える
JAたじまの但東町野菜生産組合実えんどう部会では、実エンドウの出荷が最盛期を迎えています。例年より1週間ほど早い5月中旬から出荷が始まりました。豊岡市内の市場を中心に5月末まで出荷します。
約14年前に実エンドウの栽培を始めた同部会の一鷓晴男部会長。今季は8アールのほ場で、約700本を定植しました。昨年末の寒波の影響で、根腐れや茎折れの被害がありましたが、その後は気候にも恵まれ順調に生育しました。収穫ハサミを使って、収穫期を迎えた実エンドウを一つずつ手作業で収穫し、M・Lなど規格別に分けて鞘付きでJAに出荷しています。一鷓部会長は「エンドウは実も大きく、甘みがあるものに仕上がった。ぜひ一人でも多くの人に食べてもらいたい」と話しました。
同部会では現在、昨年より2人減の11人の生産者が約45アールで栽培しています。同組合では生産している作物のうち、ピーマンの生産量が約半数を占めますが、農閑期の仕事のひとつとして実エンドウを栽培しています。