産地の思い業務に生かして ふるさと但馬米産地研修会
JAたじまのふるさと但馬米振興会は5月22日、朝来市和田山町の産地交流田で研修会を行いました。同振興会を構成する、生産者や大手米卸の神明の社員、JA全農兵庫、JAの職員ら約20人が参加しました。
神明の社員を対象に、取り組みや水稲栽培、生産現場の理解を深めることが目的。研修会では、JA職員が但馬地域の米情勢を説明。その後、交流田で田植え体験を行いました。入社2年目で、営業担当の池島秀耶さんは「初めて田植えを経験して、農家の苦労が伝わった。農家や産地の熱い思いを営業に生かせれば」と話していました。
「ふるさと但馬米」は、肥料と農薬の使用を慣行栽培の半分以下に抑えた特別栽培米コシヒカリ。全量を神明に卸しています。昨年度は但馬全域の会員989人が1767トン出荷しました。
今後は、交流田で生きもの調査や稲刈りを行う予定です。