ホウレンソウ収穫機威力発揮 おおや高原有機野菜部会 

210610JAたじま おおや高原有機野菜部会ホウレンソウ収穫機.jpg おおや高原有機野菜部会は、主力品目であるホウレンソウの出荷ピークを終えました。今年から部会員2人が導入したホウレンソウの収穫機が省力化につながっています。

 その1人である豊嶋良和さんが経営する豊嶋農場は、26棟でホウレンソウをメインに6品目を栽培しています。ほぼ全棟でホウレンソウを栽培しており、1棟あたり約2.7aのビニールハウスの一面に広がったホウレンソウを収穫するのに、従業員4人がかりで丸一日かかっていました。収穫機を導入した今年からは、午前中で収穫作業を終えることができます。

 メリットは省力化だけではないです。余った午後の時間を選別や調製、包装ができるようになり、一日でも早く消費者に新鮮な野菜を届けるようになりました。収穫機は腰に負担のかかる収穫作業を立ったまま行えるほか、簡単な操作で力もいらず、女性でも扱えるのも特徴です。

 収穫機に合わせた播種を行う必要があるため、収量が減ってしまうデメリットもあります。豊嶋さんは「ホウレンソウの1作目を終え、少しずつ形になってきた。収量を維持や拡大をするため、今後はハウスの増棟なども計画し、生産性の向上を図りたい」と話しました。

 同部会は標高約600mのおおや高原(養父市大屋町)で、軟弱野菜などを有機栽培しています。出荷は12月中旬まで続き、今年は部会員10人で10tの出荷を目指します。

今後は部会員にも広く使えるよう目指します。