豊岡トマト 出荷作業に追われる

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 豊岡市のトマト生産者で組織する、JAたじま豊岡そ菜部トマト委員会では、6月上旬から出荷が始まり、生産者らは出荷作業に追われています。620日頃からピークを迎え、8月中旬まで主に豊岡市内や神戸の市場に出荷します。今季は、昨年より2t多い約54tの出荷を見込んでいます。

 同委員会では今季9人で、約1.1haのハウスで栽培しています。主に大玉で食味の良さと甘さが特徴の「桃太郎」シリーズを、3月中旬から4月中旬にかけて約19000本を定植しました。4月の低温で、実の表面に傷がつくなどの生理障害が散見されましたが、ハウス内の徹底的な温度管理で順調に生育は進みました。

 同委員会の西浦勝治委員長は、豊岡トマトの栽培を始めて17年目です。今季は、ハウス3棟(約7a)で約1500本を定植しました。早朝の涼しい時間帯から、一つ一つ手作業で収穫していきました。トマトは、温度等の環境変化に大きく作用されることから、今後は遮光ネットを使用し、対策を行う予定です。西浦委員長は「上々の出来に仕上がった。気候に左右されず、安定的なトマトの出荷をしていきたい」と意気込みを語りました。