梨「二十世紀」初出荷 大玉傾向
美方郡香美町香住区内の生産者で構成する、香住果樹園芸組合は26日、梨の主力品種「二十世紀」の出荷を始めました。今年は4月のひょう害による被害果が多くみられたことから、傷が入った果実を農家応援商品として設け、所得増大につなげます。9月中旬まで出荷は続き、同組合員42人が約13.6haで110tの出荷を目指します。
選果作業を前に、同組合の駒居勝組合長は「作業には十分注意して、梨を消費者に届けよう」と呼びかけました。作業員が手選別した後、光センサーに通し、大きさと糖度を測り、等級ごとに箱詰めしました。
この日は、2.5tを出荷。平均糖度は平年並みの11.2度でした。多く雨が降ったおかげで、3L(350~400g)以上の果実が全体の6割以上を占めており、近年にない大玉傾向です。
今年は大阪と豊岡の市場や、同JAのファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷します。今年から「たじまんまオンラインショップ」での販売も始めています。