多収穫米選手権2021 最優秀に岩本さん輝く
JAたじまは12月7日、総合営農センター(養父市八鹿町朝倉)で多収穫米選手権2021の表彰式を開きました。最優秀賞に、豊岡市の岩本安利さんを選びました。岩本さんは、出品した極早生品種「ちほみのり」の10a当たり平均収量が750㎏で、104点の出品の中で一番多いことが評価されました。
同選手権はJAたじまが独自に開き、生産者の栽培意欲と技術向上を目的に2019年から始まり、今年で3回目です。過去2回とも最優秀賞には中晩生品種が選ばれていましたが、今年は、8月中旬の長雨による低温や日照不足、病害虫被害により、極早生品種の生産者が多く入賞した結果となりました。
表彰式には生産者や行政、JAの関係者ら約40人が参加しました。兵庫県立農業水産技術総合センターの澤田富雄専門研究員による講演会も行いました。
岩本さんは「受賞できてとても嬉しい。来年は10a当たり800㎏を目標にして、将来的には1tを収穫できるようにこれからも頑張りたい」と喜びを語りました。
同JAでは、販売先との協議による、需要に応じた米作りを推進します。多収穫米は同JA管内の約70%を占める主力の「コシヒカリ」と作期分散が見込めるため、2019年度から生産者に提案しています。今年度は昨年度と比べて、生産者は332人から339人、作付面積も366.9haから454.7haに増加しました。
今年の選手権の入賞者は次の通りです。
▽優秀賞=株式会社ジョイファーム朝日
阪井裕さん
田上基さん
松本康男さん
木戸敏之さん
西川滋之さん
川崎重雄さん
瀬崎權太夫さん
杉本進さん
白箸卓美さん
長瀬肇さん
野澤冨彦さん
中和薫さん
▽特別賞=株式会社ジョイファーム朝日
中谷農事組合法人
諏訪営農組合組合長 藤岡肇さん
株式会社モリタファーマー
西村正夫さん
長瀬肇さん
栗原安信さん
株式会社佳長ファーム代表取締役 村田博昭さん
瀬尾雅仁さん
岡本与志樹さん