来年度産米のしおり完成 水稲農家に配布、栽培ポイント確認や資材注文が一冊で完結

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 JAたじまでは、令和4年産米の栽培のしおりを作成しました。この一冊で来年度の栽培に備えることができるよう、4年産に向けた栽培のポイントや資材の注文書、栽培暦など分かりやすく記載しています。12月上旬から各地区の農協委員会を通して水稲農家約8000戸に冊子を届けています。

 このしおりは、4年前から毎年作成しています。従来はお米の銘柄ごとに出荷米の事前申込みや、資材の注文書などがあり、JAに何枚も用紙を提出する必要がありました。内容を一冊にまとめ、作付計画時点で一括して注文を取りまとめることで、生産者が見やすく、注文しやすくなりました。事前に資材を注文すると、通常より安価で供給できるのもメリットの一つです。

 そのほか、但馬地域は約2133k㎡と広く、地域により標高や気温などが異なるため、地域の特色を生かしたお米作りを行っていることから、内容を変えて4種類の地域版を作成しています。冊子に加え、消費者に求められる米作りを提案し、地域に合った作付誘導も行っています。

 作成に携わったJA資材課の岡田亘平係長は「生産者の方々からの意見を取りいれ、今年から各銘柄の栽培暦も掲載するようにし、活用しやすいしおりになるよう心がけた」と話しました。