食味や栽培技術向上を目指して 初めて食味コンテスト開催 ふるさと但馬米振興会

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 2011年に設立したJAたじまのふるさと但馬米振興会は、約900人が栽培に取り組むJA最大規模のブランド米「ふるさと但馬米」の食味コンテストを初めて開催しました。JA管内の全域から189点の応募があり、16日にJA本店で、事前に測定した食味スコアの高い上位3点を食味官能審査しました。

 同米は、化学肥料と農薬の使用を慣行栽培の半分以下に抑えた特別栽培米コシヒカリです。同コンテストは、食味や栽培技術の向上に加え、生産者の増収意欲を高めることを目的に開きました。

 審査員は、同振興会の構成員である生産者や大手米卸の神明、JA全農兵庫、JAなど関係者11人が務めました。外観と香り、食感、味の4項目を5段階で評価し、順位を決めました。

 同振興会の江尻繁会長は「食味スコアが高いお米ということもあり、食べ比べによる審査は難しかった。コンテストなどを通じて、目標の出荷数量を達成するための活動を続けたい」と話しました。

 今後は、121日にJA本店で表彰式を開く予定です。