JAたじまの美方大納言小豆生産組合は12月21日、保健福祉センター「すこやか～に」（新温泉町）で2021年度美方大納言小豆品評会を開きました。美方郡全域から集まった27点（香美町18点、新温泉町9点）の中で、香美町村岡区の山本薫さんを最優秀賞の但馬県民局長賞に選びました。

　審査員は行政やJA職員など関係者11人が務めました。粒の大きさや色合いが良いものを評価し、上位入賞を決めました。

　審査委員長を務めた新温泉農業改良普及センターの小多善功地域・経営課長は「上位入賞しているものは甲乙付け難く、難しい審査だった。この品評会をきっかけに、今後のために栽培技術の継承や、増産に努めてほしい」と話しました。

　美方大納言小豆は、色鮮やかで粒が大きく、煮崩れしにくいのが特徴。今年度、同組合は95人で構成し、約7.5haで栽培した。新型コロナの影響を受けて厳しい販売環境となっていますが、高級和菓子店から高い評価を受けている美方大納言小豆は引き続き増産の要望が強いです。

　そのほかの結果は次の通り。

　優秀賞　香美町長賞　　　　＝田中美幸さん（小代区）

　　　　　新温泉町長賞　　　＝七理すみ江さん（新温泉町）

　　　　　全農兵庫県本部長賞＝坂本きく枝さん（新温泉町）

　　　　　たじま農協組合長賞＝北村浩史さん（香住区）

　技術賞　　　　＝赤坂典明さん（新温泉町）、中村重信さん（村岡区）、諏訪幸雄さん（村岡区）

　特別賞　小田垣商店賞　　　＝上岡集落営農組合（香住区）