サンショウの若葉「木の芽」出荷最盛 需要高で高値続く

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 4月3日に出荷が始まった料理の香り付けなどに使われるサンショウの若葉「木の芽」が4月中旬に出荷最盛を迎えています。強風やあられなどの被害が無く、品質は上々です。香住野菜生産組合山椒部会は美方郡内の生産者30戸で栽培しており、合計出荷量は平年並みの4300箱(1200g)の予定です。

 今年の出荷時期である4月は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが発令されていないことなどが要因で、出荷先の京都の市場を中心に需要が高いです。令和3年度の1箱当たりの合計平均単価は1,413円でしたが、今年は上回る見込み。出荷量が増えると単価が徐々に下がる傾向ですが、今季は出荷ピーク時でも12,000円前後で、高値で取引されています。

 木の芽は木箱に入れて出荷しています。出荷直前まで木箱をぬらすことで湿度を高くしています。新鮮な状態が保てることから、卸先からも評判が高いです。

 同部会の岡田和部会長は「安心して食べてもらえるように、ていねいに収穫や箱詰めをしている。香り高く風味豊かな木の芽を味わってほしい」と話しました。