特産「神鍋高原キャベツ」の出荷が最盛

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 豊岡市日高町の神鍋高原で、特産の「神鍋高原キャベツ」の出荷が最盛期を迎えています。今季は3月中旬まで雪が多く、5月中下旬の降水量が少なかったことも影響し、例年より1週間程遅れて5日から出荷が始まりました。6月上旬の雨でさらに生長し、玉太りが良く品質も良好です。生産者でつくるJAたじまの神鍋高原園芸組合では、7月上旬まで、阪神間や豊岡市内の市場を中心に、昨年並みの約14000ケース(1ケース12㎏)の出荷を目指します。

 同組合では、15人が約3.3haのほ場で栽培しています。神鍋高原キャベツは、神鍋高原の火山灰土と、冷涼で昼夜の温度差が大きい気候を生かして栽培します。みずみずしくて甘味があり、シャキシャキとした食感が特徴です。

 同組合の渡邊英章組合長は40aに約2万本作付けしました。直径20㎝ほどに育ったキャベツを午前中の涼しい時間帯に一つ一つ手作業で収穫した後、自宅に持ち帰ります。収穫したキャベツは翌日早朝からへた取り、規格や等級ごとに選別・箱詰めし11時までにJAに出荷します。渡邊組合長は「天候に左右されたがやっと最盛期を迎えることができた。消費者に安全安心なキャベツを食べてもらえるようにたくさん出荷したい」と話しました。