JA役員が担い手農家を訪問 現場の生の声集める
JAたじまは6月から、一層の農業所得の向上に向け、太田垣哲男組合長ら常勤役員が担い手農家と直接会って意見や要望などを聞き取る活動を始めました。地域農業の担い手に出向く担当者(愛称TAC=タック)に役員が同行して、担い手の生の声を聞き、総合事業を通じた経営支援や営農相談に取り組みます。
今までもTACと支店長らとの同行訪問は行っていましたが、常勤役員が農家を訪問するのは初めての試みです。1回目の同行訪問を6月に行い、太田垣組合長や山下正明専務、西谷浩喜営農担当常務ら3人が、9戸の担い手農家を訪問しました。今後も支店長らとの農家訪問は続け、常勤役員も今年度は4回、訪問を予定しています。
山下専務は28日、豊岡市の3人の若手農業者を訪問しました。水稲やピーマンなどを栽培する、同市出石町の瀬尾雅仁さんのピーマンほ場を訪れました。生育状況の確認や、生産資材の値上がりが懸念される状況について意見を交わしました。瀬尾さんは「JA役員が圃場まで来てくれてありがたい。しっかりと意見を聞いてもらえたので、こういった機会を今後も作ってほしい」は話しました。
山下専務は「現場に出向いて生産者らの意見や思いを聞き、役員から農家に旬な情報を発信することで、農家との信頼関係や、JAの事業運営に繋げられれば」と話しました。