「朝倉さんしょ」出荷最盛 ニーズ高まる 朝倉さんしょ部会
JAたじまの特産品である「朝倉さんしょ」が出荷の最盛を迎えています。年々、ニーズは高まっており、取引価格も上がっています。6月上旬まで出荷は続き、目標出荷数量の24tを目指します。開花時期が例年に比べ1週間ほど早かったため、受粉不良がみられました。実はやや小ぶりですが、品質や香りは上々です。
JAたじま朝倉さんしょ部会が生産する「朝倉さんしょ」は柑橘系のさわやかな香りが強く、さっぱりとしたやわらかな辛みが特徴です。但馬全域で621戸が栽培します。「たじまんまオンラインショップ」でも販売し、売れ行きは好調です。
近年、全国的にサンショウの実は品切れ状態になっています。部会では積極的に「朝倉さんしょ」の新植本数を増やすことで、出荷量の増加を図っています。毎年新植本数は増え続け、令和4年度で累計本数は1万9,151本となりました。令和5年度で2万本を超える見込みです。
5月22日には「朝倉さんしょ」の発祥の地とされる養父市八鹿町にある市立高柳小学校の4年生 23人が、同部会の福井悦雄顧問の圃場(ほじょう)で収穫体験を行いました。参加した児童は「佃煮が給食に出ますが、生えているのを見るのは初めて。収穫は少し難しかったけど楽しかった」と話しました。部会では、食育や販売促進活動を通じて、消費拡大を目指したPRに努めます。
【朝倉さんしょ出荷最盛】