少しでもできることを 酒造会社社員が農家を手伝い JAたじま蛇紋岩米部会

香住鶴.jpg JAたじまの酒造好適米の出荷先の一つである、酒造会社「香住鶴株式会社」は629日、日本酒の原料である養父市の蛇紋岩土壌で栽培する酒米の圃場(養父市八鹿町八木)の草刈り応援を行いました。農作業の大変さを経験することと、手作業で行わなければならない畔や畦畔の除草作業の手伝いが目的です。今年初の取り組みで香住鶴株式会社が企画しました。

 蛇紋岩米の酒米で製造した日本酒はすっきりしていてキレがよく、吟醸化で香りが出やすいのが特徴。十代目当主福本和広代表取締役は「現在、蛇紋岩米の酒米は1人しか生産していない。育てるのが難しい蛇紋岩米の生産の手伝いを少しでもできたらと思い企画した」と話しました。

この日はJAたじま蛇紋岩米部会の秋山博さんが6月上旬に田植えをした9カ所の圃場(約2.3ha)の畔や畦畔を草刈り機で除草した。社員8人は刈り残しがないように草刈り作業を進め、約4時間で作業を終えました。杜氏松本幸也取締役は「農家さんの苦労がよく分かった。今まで以上に米を大切にあつかって最高の酒造りをしたい。来年以降もこの活動を続けていきたい」と話しました。