職員の知識向上 水稲栽培学ぶ
JAたじまと但馬広域営農団地運営協議会は7月7日、職員向けに水稲栽培現地研修会を開きました。水稲あぜ道講習会が各営農生活センターで本格化する前に、若手職員の知識向上や指導力の強化をすることが目的です。
JAの営農部署配属5年目以下の職員や水稲担当者、行政職員ら34人が参加し、講師を兵庫県立農業技術センターの澤田富雄研究員が務めました。
組合員の来店時やあぜ道講習会の開催時に職員全員がしっかりと栽培指導を行えるよう、但馬各地のコウノトリ育むお米や酒造好適米など5カ所のほ場を巡回し、品種・地域による生育の違いや病害虫の調査方法などを学びました。
参加者らは実際に圃場に入り、抜き取った稲を見ながら幼穂や出穂期の確認方法、虫見板を使った病害虫の観察調査など説明を受け、実際に作業するなどして理解を深めました。
豊岡営農生活センターで入組1年目の古谷拓巳は「稲の生育条件や品種ごとの出穂状況について学ぶことができた。実際に見ることで知識が向上した。水稲に関する問い合わせなどに生かしていきたい」と語りました。