台風被害少なく出来上々 二十世紀初出荷 JAたじま香住果樹園芸組合
JAたじま香住果樹園芸組合は美方郡香美町香住区で生産される梨「二十世紀」の出荷を8月25日から始めました。収穫目前に台風7号が直撃し、影響が心配されましたが枝の誘引などの対策をした結果、落果は少なく、被害は最小限となりました。今年は雨が少なく小玉傾向でしたが8月下旬の雨により玉太りも良くなり、糖度とともに例年同様品質は上々です。出荷は9月中旬まで続き、100tの出荷を目指します。
初日は6戸が約1.6tをJA香住梨選果場(香美町香住区香住)に搬入しました。選果場では作業員が品質や傷の有無などを確認しました。その後、光センサーに通し大きさと糖度を測り、等級ごとに箱詰めしました。
同日に初出荷式を開催し、香美町の浜上勇人町長は「今年はふるさと納税の返礼品としての販売を強化していく。高単価で販売し、少しでも生産者へ還元したい」と話しました。JAたじま香住果樹園芸組合の駒居勝組合長は「春のひょう害と台風の影響を心配したが被害は少なく安心した。生産者が1年かけて丹精込めて育てた梨を、おいしく味わってほしい」と語りました。
JAたじま香住果樹園芸組合は40戸の生産者が約13haで梨を生産しています。香住梨選果場直売所で販売する他、大阪や豊岡の市場、JAファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷します。「たじまんまオンラインショップ」・各ショッピングサイトや香美町のふるさと納税でも購入できます。
【作業の様子】