「轟大根」出荷最盛 生育遅れるも品質上々 轟大根生産組合
養父市の高原で栽培される夏ダイコン「轟大根」の出荷が最盛期を迎えています。出荷は平年通りの6月28日に始まり、8月下旬ごろまでピークを迎えます。今年は梅雨前に雨が少なく生育の遅れが見られましたが、病気などもなく品質は上々です。出荷目標は昨年より1t増の20tを目指します。
「轟大根」は標高750mの杉ヶ沢高原(養父市轟)の冷涼な気候を生かして栽培します。耕土が深く石が少ないことからダイコンの栽培に適しています。肌つやが良く、みずみずしいのが特徴です。本年度は4戸が5.3haで生産します。
轟大根生産組合の高橋誠副組合長は「肥料の質や量に気を配り、土づくりを大切にしている。甘みが強いためサラダや味噌汁がおすすめ。おいしく食べてほしい」と語りました。
梅雨時期に雨で播種作業できない期間があったため、9月上旬に出荷量が落ち込みますが9月中旬からは回復する見込みです。出荷は11月下旬まで続く予定。地元の市場やJAファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷しています。