酒米22点を審査 栽培指導で品質保つ 浜坂兵庫北錦生産部会
JAたじまの浜坂兵庫北錦生産部会は12月11日、新温泉町の浜坂地域で栽培している酒造好適米「兵庫北錦」の品評会をJA浜坂営農生活センター(新温泉町三谷)で開きました。部会役員や行政、JA職員ら12人が玄米22点を審査し、上位5点を決めました。
生産者の栽培意欲や生産技術の向上を目的として開き、今回で7回目。審査は粒の大きさや粒揃いの良いもの、着色等被害粒の少ないものを高く評価しました。
今年は夏場の記録的な猛暑の影響を受け品質の低下がみられましたが、部会として高温対策の現地講習会を実施するなど新たな取組みにより、品質低下の軽減に努めました。浜坂兵庫北錦生産部会の高橋眞会長は「上位の玄米には兵庫北錦の特徴の心白がみられ、現地講習会での指導の効果があったと安心した。来年も引き続き、高温対策等の講習会を実施し、良質な酒米生産を目指したい」と話しました。
「兵庫北錦」は大粒で心白が大きいことが特徴。浜坂地域で30年以上栽培している酒造好適米で雑味が少なく、こくのある日本酒に仕上がります。今年度は部会員49人が約37haを栽培しました。品評会で決定した上位5点の生産者を定期総会で表彰する予定です。