特栽米を学校給食に使って 部会の要望で実現 JAたじま蛇紋岩米部会 養父市学校給食センター
兵庫県養父市学校給食センターはJAたじまと連携し、市内の学校給食に特別栽培米「蛇紋岩米」を提供します。12月から月に1回、市内の小学校8校、中学校3校と義務教育学校1校の計12校に1日約1,800食がふるまわれます。
「蛇紋岩米」を生産するJAたじま蛇紋岩米部会は、地元でとれた安全・安心なお米を、地域の子どもに食べてほしいと学校給食での使用を提案しました。部会の思いを受け、学校給食での提供が決まりました。安定供給するため、今後さらなる栽培管理の徹底と増収に努めます。
最初の提供となる12月13日には養父市立高柳小学校で試食会を開きました。部会役員やJA役職員らが参加し、3年生13人と給食を味わいました。児童からは「いつものお米より甘くてもちもちしていておいしかった」「農家さんが作った貴重なお米を大切に食べたい」との声が上がりました。
JAたじま蛇紋岩米部会の長岡徹治部会長(写真左)は「特別栽培を学校給食として提供することで、より安全・安心なお米を子供たちに食べてもらうことができる。地元でとれたお米をたくさんたべて元気に育ってほしい」と話しました。
「蛇紋岩米」は養父市の一部に広がる蛇紋岩土壌の地帯で栽培する「コシヒカリ」。マグネシウムやカリウムなどの栄養に富む土壌で生産していて、食味が良いと人気です。同部会は安全・安心な商品を求める消費者の需要にこたえるため、今年産から特別栽培に切り替えました。