酒米生産品質向上目指す 出石フクノハナ生産部会の総会
JAたじまの出石フクノハナ生産部会は3月1日、JA出石支店(豊岡市)で、第21回通常総会を開きました。令和5年産米は夏の高温障害を受け、品質が低下したことから、令和6年度は、登熟期の管理に向けた講習会などの部会活動を強化することを確認しました。
同部会では産地銘柄として全国で唯一、兵庫県豊岡市出石町で酒造好適米「フクノハナ」を栽培しています。令和5年産は部会員50人が約60haで作付け、300tを石川県金沢市にある酒造会社福光屋などに出荷しました。フクノハナを使った日本酒は、優しい口当たりと豊かなこくが特徴です。
総会には、部会員やJA職員ら約35人が参加。令和5年事業報告や令和6年事業計画など全3議案を原案通り承認した。同部会の吉田準一部会長(写真)は「今シーズンは猛暑できびしい栽培条件となった。JAや行政などの関係機関と協力して、計画数量の出荷を達成しよう」とあいさつしました。
総会後に、豊岡農業改良普及センター職員が「令和5年度産米の品質低下、減収要因と次年度の栽培のポイント」と題して、部会員ら参加者に講演を開きました。