一足早い春を告げる 山うど出荷最盛 但東町野菜生産組合山うど部会

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 豊岡市但東町内で、独特の香りや風味が魅力の特産「山うど」の出荷が最盛期を迎えています。病害などの被害が若干見られますが、太りや形が良く品質は上々です。JAたじまの但東町野菜生産組合山うど部会は4月下旬までに、地元市場をはじめ、約3tの出荷を目指しています。

 同部会は、春に水田へ植え付けたウドの根株を秋に掘り起こし、冬にハウス内に作った床に伏せ込みます。その上に保温や遮光のためにもみ殻をかぶせ、ハウス内の温度が低くならないように電熱線を張って温めて栽培しています。

 同組合の今井浩幸組合長は「山うどの見栄えや長さがきれいに見えるように注意して育てている。消費者の方には、山うどを食べて一足早い春を感じてもらえるとうれしい」と話しました。

 同部会が生産する「山うど」は、自生するものより癖が少なく柔らかいのが特徴。茎、皮、葉のすべてが食べられます。