有機ホウレンソウ出荷開始 品質は上々

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 JAたじまのおおや高原有機野菜部会は5月上旬、ホウレンソウの出荷を始めました。今冬は、平年に比べて寒暖差が激しい日が多くハウス内の温度管理が難しい状況であったが、発芽率も良くきれいにそろっていて品質も上々です。出荷時期は平年並みで5月上旬から12月にかけて、約80tの出荷を目指しています。

 5月中旬には、おおや高原(養父市大屋町)で初出荷式を開きました。出席した部会員や行政、JA役職員ら約30人が、野菜ジュースで乾杯しホウレンソウを収穫するなどして同部会の出荷を祝いました。

 今年で33年目を迎えた同部会には9人が所属しています。標高500700mの準高冷地に、ビニールハウス約250棟を設け、ホウレンソウやミズナ、キクナなど全7種類の軟弱野菜を有機栽培しています。出荷先は、生活協同組合コープこうべ(神戸市)です。今季から夏場の高温障害対策のため、赤外線を一定量抑えハウス内の温度を調節する高温対策商品を試験的に導入しました。

 金谷智之部会長は「今年から新規就農者が入ったので9人一丸となって頑張りたい」と話しました。