特産「轟大根」の出荷が順調にスタート 暑さ対策万全

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 JAたじまの轟大根生産組合は6月下旬から、養父市特産「轟大根」の出荷を始めました。出荷は11月中旬まで続き、地元の市場へ20tの出荷を目指しています。

 今年は品質と出荷量ともに良好で、順調な滑り出しとなりました。今年は昨年を上回る暑さが予想される中、同組合では、畑のマルチを黒色から白色に変更することで地温の上昇を抑えたり、耐暑性のある品種を選定するなど、さまざまな対策を講じています。

 「轟大根」は標高750mの杉ケ沢高原(養父市轟)の冷涼な気候を生かして栽培しています。耕土が深く石が少ないことからダイコンの栽培に適しています。きめ細かく、辛みが少ないのが特徴です。本年度は4戸が5.1haで栽培しています。出荷先は主に地元の市場やJAファーマーズマーケット「たじまんま」です。

 1haで作付けしている同組合の木戸孝太郎組合長(写真)は轟大根の栽培を始めて23年目。木戸組合長は「市場に定量出荷できるように、種まき時期を守るよう努めている。暑い夏を乗り越えるために大根料理を食べてください」と話しました。