香住梨「二十世紀」 初出荷30日から 品位検討会で出来確認 香住果樹園芸組合

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 JAたじまの香住果樹園芸組合は8月20日、二十世紀梨の品位検討会をJA香住支店で開きました。今年の出来を確認し、その後の役員会で初出荷日を830日に決めました。今年の平均糖度は平年並みであり、夏場の雨が少ないため小玉傾向ですが、今後成熟とともに糖度はあがっていく見込みです。カメムシの大量発生による果実への被害が懸念されますが、100tの出荷を目指します。

 検討会では19戸の生産者が3つずつ梨を持参しました。新規就農者を育成する「香住なしの学校」研修生、JA職員等が一玉ずつ、糖度と大きさ、荷重を計測しました。同組合の谷脇一正副組合長は「丹精込めて作った梨のおいしさを味わってほしい」と話しました。

 同組合は香美町香住区内の梨生産者37戸で構成。今年は「なしの学校」研修生2人を含む39人が約13haで栽培、出荷を行います。9月中旬まで出荷が続き、地元の直売所やJAファーマーズマーケット「たじまんま」の他、大阪や地元豊岡の市場等にも出荷します。主に贈答用として、各ショッピングサイトでの販売やふるさと納税の返礼品も人気が高いです。