「はたがなる大根」の出荷が順調にスタート

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 鳥取県との県境に位置し、標高1,000mを超える畑ヶ平高原(兵庫県美方郡新温泉町)で栽培する「はたがなる大根」の出荷が始まりました。昨年は、台風7号の影響で出荷が停止になる被害が出ましたが、今年は台風などの大雨が降ることもなく、きめ細やかで柔らかく、良質なダイコンに仕上がりました。10月上旬にかけて、810tの出荷を目指しています。

 今年の出荷は8月8日から始まりました。新鮮なダイコンを出荷するため、農家らは午前0時から収穫を始めます。トラックいっぱいに積んだ「はたがなる大根」の葉をそぎ落とし、丁寧に洗った後、等級別に箱詰めされます。初日は、約28tを京都や神戸、明石の市場に出荷しました。

 JAたじまの畑ヶ平農業生産組合は本年度、3戸で約15ha栽培しています。同生産組合の西垣利男組合長は「平年に比べて大ぶりな大根が多い。夏を乗り越えるために大根を食べてください」と話しました。