香住梨「二十世紀」お待たせ 上々の出来 香住果樹園芸組合
JAたじま香住果樹園芸組合は美方郡香美町香住区で生産される梨「二十世紀」の出荷を9月1日から始めました。今季はカメムシによる被害や雨不足に悩まされましたが、平年並みの大きさで糖度ともに上々の出来栄えとなりました。出荷は9月中旬まで続き、100tの出荷を目指しています。
台風10号の影響で当初の予定より2日遅れの出荷となりましたが、初日は13戸が平年より多い量の約6.9tをJA香住梨選果場(香美町香住区香住)に搬入しました。選果場では約40人の作業員が、品質や傷の有無などを確認しました。その後、光センサーに通し大きさと糖度を測り、等級ごとに箱詰めしました。
同日に初出荷式を開催し、同組合の駒居勝組合長は「カメムシの被害少なく、天候にも恵まれた。生産者ひとりひとりが心を込めて作った梨なので、作業員の皆さんも一個一個丁寧に扱ってほしい」とあいさつしました。
同組合は香美町香住区内の梨生産者37戸で構成されています。今年は新規就農者を育成する「なしの学校」研修生2人を含む39人が約13haで栽培・出荷を行っています。香住梨選果場直売所で販売する他、大阪や豊岡の市場、JAファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷しています。「たじまんまオンラインショップ」・各ショッピングサイトや香美町のふるさと納税でも購入できます。