「兵庫北錦」品評会に22点 酒米上位5点決まる 浜坂兵庫北錦生産部会
JAたじまの浜坂兵庫北錦生産部会は12月6日、新温泉町の浜坂地域で栽培している酒造好適米「兵庫北錦」の品評会をJA浜坂営農生活センター(新温泉町三谷)で開きました。部会役員や行政、JA職員ら13人が玄米22点を審査し、上位5点を決めました。1月下旬開催予定の定期総会で表彰します。
同米は大粒で心白が大きいことが特徴です。浜坂地域で30年以上栽培している酒造好適米で雑味が少なく、こくのある日本酒に仕上がります。今年度は部会員46人が約40haを栽培しました。
品評会は、生産者の栽培意欲や生産技術の向上を目的として開いており、今回で8回目です。玄米の外観品質、粒の大きさにより審査を行いました。外観品質は、穀粒判別機を使用して整粒や被害粒の割合を分析し、粒の大きさに関しては、今年初めて千粒重の数値を参考に審査をしました。
同部会の高橋眞会長は「出品された玄米は、去年より乳白米が少なく、品質が良くなっていた。現地講習会での指導の効果があったと思う。また、最近日本の酒造りが無形文化遺産に登録された。酒造りにおいて原料となる良質な酒米を今後も引き続き生産していきたい」と話しました。