田植えに向け準備着々 約3,000ヘクタール分の水稲苗用意 温湯による種子消毒で環境配慮

250423JAたじま 温湯消毒・育苗最盛期.jpg

 JAたじまでは、水稲苗の供給に向け、種子の温湯消毒や育苗箱への播種(はしゅ)、育苗作業に大忙しです。生育はおおむね良好です。JAでは3月中旬から作業を始めており、関西圏のJAでも有数の供給量を誇る約3,000ヘクタール分の水稲苗を用意しています。

 環境に配慮した農業を推進するJAでは令和5年度から、JAが取り扱う全ての種子の消毒を薬剤から温湯に切り替えました。温湯消毒は、種子を60℃の湯に10分間浸して行います。種子伝染性のばか苗病などに対し、化学薬剤消毒と同等の防除効果が見込め、減農薬栽培につながります。

 JAでは今後、豊岡と出石、和田山の育苗施設で合わせて育苗箱約445,000枚分を、5月下旬まで組合員に順次供給する予定です。