平成30年産に向けて栽培講習会で作業を確認

 コウノトリ育むお米生産部会豊岡北部支部は3月1日、春の農作業を前に、平成30年産の栽培講習会を豊岡営農生活センターで開きました。部会員ら約40人が参加し、同部会が生産する特別栽培米コシヒカリ「コウノトリ育むお米」の理念や栽培方法などを改めて確かめました。

180301kounotori.jpg 講習会では、豊岡農業改良普及センター職員が、暦に沿った年間の作業などを説明。田植え前後の作業を中心に、同米の農法で特徴的な水管理への注意を呼び掛けました。

 また、NPO法人無施肥無農薬栽培調査研究所の小林正幸さん(写真)が、自然界の天然供給物と潅水のみによる栽培を厳密かつ継続的に行う栽培法を紹介。化学肥料や農薬を使わず、有機質も人為的に施さないことで、同米の農法と同じく人と環境にやさしい安全で安心な農産物を作る意義や栽培方法などを伝え、参加者らは熱心に聞き入っていました。

 講習会の参加者は、「長年栽培していても、講習会で理念や作業を改めて確かめることが必要。学んだことを生かして暦に忠実に栽培し、消費者の期待を裏切らない安全で安心な農産物を届けたい」と意気込んでいました。