コウノトリ育むお米産地交流田で消費者が田植え体験
コウノトリ育むお米推進協議会は5月19日、豊岡市百合地のコウノトリ育むお米産地交流田に消費者を招いて田植え式を開き、今年の豊作を願いました。
参加した消費者は、スーパー大手のイトーヨーカドーで、同米を購入して応募があった千葉や大阪、県内などの11組36人。参加者は田んぼの周辺に生息するドジョウやカエルなど様々な生き物を観察した後、生産者らの指導を受けながら田植えを楽しみました。
親子で参加した母親は、「間近でコウノトリが見られるなんて。田んぼにはお米だけでなく多くの生き物が育っていることを実感した。子どもたちは生き物に興味津々だった」と笑顔で話していました。
同協議会は、コウノトリ育むお米生産部会、㈱イトーヨーカ堂、東邦物産㈱、全農パールライス㈱、豊岡市、JAたじまで構成。平成24年から交流田で田植えや稲刈りなどを実施しています。大原博幸部会長は、「泥や生き物など自然に触れた体験や感じたことを忘れないでほしい。農業体験を通して、人とコウノトリとの共生を目指したこの取り組みを発信し続けたい」と話していました。