SNS活用など情報発信強化へ コウノトリ育むお米推進協議会総会
コウノトリ育むお米推進協議会は5日、JAたじま本店で総会を開き、関係者19人が参加しました。2018年度産の販売状況を振り返り、2020年度も引き続き、情報発信に力を入れることを確認しました。
同協議会は、コウノトリ育むお米生産部会豊岡北部支部、同部会豊岡南部支部、イトーヨーカ堂、東邦物産、全農パールライス、豊岡市、JAたじまで構成していて、今年度で11年目を迎えます。スーパーのイトーヨーカドーでの同米の推進・販売に努め、豊岡市における農業経営の向上とコウノトリも住める環境の拡大を目指しています。平成30年度産より6ヶ月間保存可能で鮮度が長持ちする3kg袋スタンドパックに入れ販売するなど、新しい取り組みを行ってきました。今後は、消費者のライフスタイルを研究し、SNSなど様々な広報媒体を活用してPRに努めます。
同協議会の会長を務めるJAたじまの尾﨑市朗組合長は「良いものを作ってもただ商品を置いているだけでは売れない。売り場にCMを流すなど、積極的な情報発信が必要だ」と話し、イトーヨーカ堂の北川哲也マーチャンダイザーは「同米と、コウノトリ野生復帰のストーリーも同時に売り込むことで、家庭の会話が増えることに期待したい。そのためにも市やJAなど関係機関が一体となって今日挙がった課題を一つ一つ解決していきたい」と話していました。
イトーヨーカ堂、東邦物産、JAたじまが同米の売り上げの一部の約135万円を豊岡市「コウノトリ基金」に寄付しました。