日本の農業身近に感じて 香港の日本人学校に授業 

JAたじま 香港日本人学校オンライン授業 0725.jpg JAたじまと農林中央金庫は7月25日、香港日本人学校香港校の5年生32人を対象にオンラインで食農授業を行いました。日本国民の主食である米を作るための工夫、努力や、香港での米の販売状況について学ぶ機会を設け、農地が身近にみられない香港において稲作を身近に感じてもらうことが目的。香港に輸出しているJAのブランド米「コウノトリ育むお米」(コシヒカリ)の生産・販売方法などを紹介しました。
 オンラインでの授業は今年で3回目。JA職員が農薬や化学肥料の使用を控え、生物や自然環境に配慮することで生物多様性に貢献した「コウノトリ育むお米」の理念や、農法を確立するまでの経緯を説明。水田に多くの生き物がいる様子や、農作業を通じた生産者と消費者との交流を動画で伝えました。児童らからは「コウノトリ育むお米」と慣行栽培米の田んぼの違いや味の差などの質問がありました。
 JA直販課の山口達也(写真)は「自然を大切にし、未来へつながる活動を伝えることが大切。授業をきっかけに、農業や自然環境への興味をもってくれたらうれしい」と話しました。
 「コウノトリ育むお米」は現在7カ国・地域に輸出しています。香港へは2017年から輸出し始め、2022年は2.8トン出荷しています。