たじまピーマン出荷 順調な出だし

2017.06.19

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 ピーマン協議会は6月7日、今季のたじまピーマンの出荷を始めました。今季は夜の気温が低く雨が少ないため、昨年に比べると少し生育が鈍く、出荷量はやや少ないですが、平年に比べると出荷は順調で、品質も良好です。JAの担当者は、今後気温が上がると、良質なたじまピーマンがさらに増えると見込みます。出荷されたピーマンは、同JAのピーマン自動選別包装施設で選果・計量・包装し、京阪神や地元の市場へ出荷。11月末までで700tの出荷を見込んでいます。

 同協議会では今季、会員181人が但馬全域の約11.5haでたじまピーマンを栽培。「拡げよう!たじまピーマン」を合い言葉に、活発な支部活動や、販売促進などの積極的な広報を通じて生産者と栽培本数の増加に力を入れます。

 豊岡市但東町でたじまピーマンを生産する有限会社夢大地は今季、昨年より900本多い2,100本を定植。すべてビニールハウスで栽培し、多いときは日量500kgを出荷します。

 同社の田中一成さんは、「今季は雨が少ないが、ほ場に設けた潅水チューブを1畝に1本から2本に増やしたことが奏功して作柄は良い。出荷も順調なので、このまま良質なたじまピーマンを生産し1本当たり12kgの出荷を目指したい」と意気込んでいました。