たじまピーマン 9月集荷好調に推移
JAたじまが重点振興品目に位置づける夏秋ピーマン「たじまピーマン」の出荷が順調です。9月単月での集荷量は181tと、過去10年で最も多い集荷量を記録しました。JA職員の栽培指導や定期的な農家訪問のほか、気温が安定し、天候も後押ししました。
新規栽培者の努力がこのような結果に結びついたのも要因の一つです。今年度から栽培を始めた、むらおか夢アグリ(美方郡香美町村岡区)は初年度にもかかわらず、協議会員173人の中でも3番目に多い、約2,400本を作付けしました。「たじまピーマン」は出荷された後、JAの自動包装選別施設で計量や包装などを行います。そのほか、販売ルートが確保されているので栽培に専念でき、新たな栽培品目として始めやすい環境が整っています。
代表の今井裕子さんは「一年目なので、JA職員の指導の通りに作業することを徹底している。来年度も同じくらいの栽培本数に挑戦して、1本あたりの収量を向上させていきたい」と意欲を見せました。担当するJA職員は「本数が多く、栽培面積は広いが、全体の管理が行き届いている。これからもサポートしたい」と評価しました。
「たじまピーマン」は、肉厚で苦みが少ないことが特徴。今年度は、ピーマン協議会全体で約107,000本定植しました。6月上旬から始まった出荷は11月末まで続く予定です。