たじまピーマン出荷開始 750t出荷目標 ピーマン協議会
関西最大級の出荷量を誇るJAたじまの夏秋ピーマン「たじまピーマン」の出荷が6月上旬から始まっています。今季は気温が低く平年より生育が少し遅れましたが、品質は良好。7月~8月の収穫最盛期に向けて、出荷量は増える見込みです。出荷目標は昨年より150t増の750tを掲げています。
「たじまピーマン」は、実が肉厚で、ピーマン特有の苦みが少ないのが特徴。JAのピーマン協議会では、但馬全域で167人が約12haで約11万本を栽培しています。産地規模拡大のため、今年度新しく豊岡市但東町に「JAたじまピーマン選果施設」を稼働させました。
就農8年目を迎える同協議会の今井浩幸さん(写真)は今季1300本を植え付けました。協議会が推奨する、病気に強い接ぎ木苗で栽培しています。今井さんは、誘引など農作業の省力化に力を入れています。今井さんは「これから若い生産者を増やすためには、なるべく楽に栽培できる方法を考えるのが大切。毎年試行錯誤を繰り返し、『ピーマン栽培は大変』というイメージを払拭したい」と志します。
たじまピーマンの出荷は11月下旬まで続き、京阪神や地元の市場に流通する。
【作業の様子】