たじまピーマン販売力強化へ 市場とJAが協力深める

2023.06.05

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 JAたじまの常勤役員と特産担当職員らは522日と23日、JAの夏秋ピーマン「たじまピーマン」の主な出荷先である大果大阪青果㈱や神果神戸青果㈱、京都青果合同㈱を訪問しました。JAは、市場と連携を深め、有利販売による農家所得向上につなげたい考えです。

 JAが重点振興品目として位置付けている「たじまピーマン」は、但馬全域で約170人が栽培しています。2022年度は約600tを出荷しており、23年度は750t25年度までには1000tの出荷が目標です。産地規模拡大に伴い、令和5年4月にピーマンの選果施設を増強しました。出荷量を増やすには、作付け本数増加につながる販売単価の向上が鍵となることから、たじまピーマンの出荷が始まる前に市場を訪問し、販売力の強化を強く要請しました。

 訪問先では、JA役職員と市場関係者らが他産地の現状や課題などを意見交換。たじまピーマンのPRに向け、新たな販促資材の導入や消費者向けの調理教室の開催などを予定しています。

 JAの西谷浩喜常務理事は「生産者が安心して栽培に集中できるように、JAが販路拡大のために行動するほか、関西一のピーマン産地として誇りをもってさらに名声が上がるように、努力していきたい」と話しました。