研修会で機械を使って土入れ作業を実演

2017.07.31

 和田山営農生活センターと朝来農業改良普及センターは7月27日、機械を使った岩津ねぎの土入れ現地研修会を朝来市岩津のほ場で開きました。岩津ねぎの生産者ら約50人が参加し、機械を使った土入れ作業の注意点や排水への効果を学びました。

 特産の白ネギ「岩津ねぎ」は、軟白部の長さが25cm以上と出荷規格が定められています。そのため、JAたじま岩津ねぎ部会では、栽培で最も重要な、軟白部を伸ばす土寄せ作業を3~5回行うよう呼び掛けています。土入れは、9月上旬から始まる土寄せの準備として行います。農家手取りの向上に向けて、土入れを確実に行い土寄せの準備をしっかりしておくことで、土寄せを適期に円滑に行い一層良質な岩津ねぎを多く生産しようと、今回初めて研修会を開きました。

170727tutiire.jpg 研修会では、メーカー社員が管理機を使って土入れ作業を実演。ほ場に溝を掘って植えた岩津ねぎの条間を刃幅40cmで耕耘し、土寄せしやすいよう土を上げていきました。生産者らは、根を切らないよう土中の根の位置を確かめたり、土入れや土寄せを行う適期について意見を交わしたりしていました。

 参加者の一人は、「立派な岩津ねぎを作るには大切な作業。研修会で正しい管理の方法を確かめ、生育に合った適切な作業で収量増につなげたい」と話していました。