あぜ道講習会で適期に正しい管理呼び掛け
和田山営農生活センターと朝来農業改良普及センターは8月18日、特産の白ネギ「岩津ねぎ」のあぜ道講習会を朝来市物部のほ場で開きました。岩津ねぎの生産者、JA、行政職員やメーカー社員ら45人が参加し、現在の生育状況と今後の栽培管理などを確かめました。
講習会では、JA職員が追肥や土寄せなど、今後の管理の注意点を説明。高温時の追肥は効果が薄く、病害を増やすおそれがあることから、生育が活発化する9月下旬ごろから行うことや、根が酸素不足にならないように、ほ場の排水を良くしこまめに中耕することなどを呼び掛けました。
また、病害虫の発生を防ぐため、ほ場をよく観察して早期発見と予防的な防除に努めること、発生が見られた場合はすぐに防除することを確認。このほか、8月下旬から行う土寄せの準備としての土入れ作業を、メーカー社員が管理機を使って実演しました。
講習会の参加者は、「今は順調に生育している。講習会で学んだことをさっそく実践して、良質な岩津ねぎを少しでも多く出荷できるよう、適期に正しい作業を心掛けたい」と話していました。