出荷された生産物を審査 岩津ねぎ品評会総合審査
特産の「岩津ねぎ」を生産するJAたじま岩津ねぎ部会は12月6日、岩津ねぎの荷姿やほ場管理の適切さなどを審査して特に優秀な生産者を決める平成29年度岩津ねぎ品評会の生産物審査を和田山支店で行いました。朝来農業改良普及センターの鍋谷敏明所長や、同部会の荒川欣也部会長ら審査員9人が、出品された岩津ねぎの出荷形態や生育状況などを審査しました。
同品評会は、岩津ねぎ生産者の栽培意欲を高め、栽培技術と品質の向上をはかるために開いています。生産物審査には、事前のほ場審査で選ばれた20人の中から17人が出品。日頃の出荷形態を審査するため、一定期間中に出荷された生産物から職員が無作為に選んだL規格1ケース(10袋入り・3kg)を出品しました。
審査員らは、軟白部の太さや長さが出荷規格を満たしているか、曲がりや病害虫の損傷は見られないかなどの外観面と、鮮度や色は良いか、軟白部にしまりがあるか等の品質面、袋やケースごとに品揃えに差がないかなど7項目を審査。今回の生産物審査の結果と、11月に行ったほ場審査の結果を照らし合わせ、特に優秀な生産者7人を決めました。
今後、出荷数量などを総合的に考慮し、最終的な評価を決めます。上位入賞者は、同部会が30年3月に開く生産者大会で表彰します。
審査委員長を務めた鍋谷所長は、「上位に選んだものは、軟白部の長さや太さなどの揃いが特に良く、調製時の努力が見られた。この調子で高品質な岩津ねぎのより多くの出荷を期待したい」と話していました。