映像で岩津ねぎ栽培の要点確認
3月20日に特産「岩津ねぎ」の出荷・販売を終えたばかりのJAたじま岩津ねぎ部会は3月29日、さっそく平成30年の栽培に向けて動き出しました。
同部会では3月15日に開いた生産者大会で、30年は岩津ねぎの更なる振興へ、生産農家250戸、栽培面積30haを目指すことを決議。29日、栽培技術と品質の向上に向けて、これから始まる春作業を前に栽培の講習会を朝来支店と和田山支店で開きました。両会場で部会員約100人が参加し、暦に沿った栽培の基本を確かめました。
講習会では、同部会の荒川欣也部会長が、「講習会で学んだことを自身のほ場などに照らし合わせて生かし、立派な岩津ねぎを多く作ろう」とあいさつ。朝来農業改良普及センターとJA職員が栽培管理の注意点などを、映像を見ながら確かめました。
映像は、岩津ねぎの栽培に生かそうと、栽培管理の要点を確認できるDVDを兵庫県但馬県民局が製作。製作には、JAたじま岩津ねぎ部会、JAたじま、朝来市岩津ねぎ生産組合、朝来市が協力しました。
映像では、岩津ねぎ栽培で最も重要な土寄せや排水対策、管理機の使い方などを、参考事例を交えながら紹介。講習会の参加者らは、映像を見ながら栽培管理、病害虫の予防や、収量を増やすための工夫などの意見を交わしていました。
講習会の参加者は、「栽培の要点を映像で確かめられてわかりやすかった。岩津ねぎを待つ消費者の期待に応えられるよう、良質な岩津ねぎを作りたい」と話していました。