岩津ねぎ生育具合を確認 生産者らがほ場巡回

2018.07.19

180717iwatunegi1.jpg JAたじま岩津ねぎ部会は7月17日、定植後に起きた西日本豪雨による生育への影響を調べるため、ほ場50カ所を巡回しました。部会役員らが、苗の生育具合や病害虫発生の有無、ほ場の管理状況等を見て回り、今後の栽培管理などを確かめました。

 同部会では約180人のうちの約4割が移植機を活用して6月20日ごろから月末にかけて苗を定植しました。

 苗が根を張り出す時期に驚異的な豪雨に見舞われました。冠水したほ場もあり湿害への影響を懸念して、部会やJA、行政等で構成する岩津ねぎ産地協議会は、「岩津ねぎだより」の号外を10日に発行。ほ場に長い間雨が溜まると病気の原因や生育不良になりやすいため、長い畝を切るなどして排水の効率を上げることや、風や雨で傷んだ葉には病原菌が侵入しやすいため薬剤等による早めの防除を呼びかけました。

 巡回には、部会役員やJA職員、朝来農業改良普及センターの普及員ら9人が参加しました。荒川欣也部会長は、「ネギは乾燥には強いが過湿に弱い。生産者の管理のおかげで思ったほど湿害は見られず、生育は順調。11月の出荷まで引き続き丁寧な管理をお願いしたい」と話していました。

 降雨のあと晴天が続いていることからほ場の土が硬く固まり、土中の酸素不足が心配されるため、部会では中耕作業の徹底を呼びかけます。