良質な岩津ねぎ出荷に向け現地講習会
和田山営農生活センターと朝来農業改良普及センターは8月30日、「岩津ねぎ」の生産者を対象に現地講習会を2会場で開きました。JA岩津ねぎ部会の部会員約40人が、良質な岩津ねぎの生産を目指して今後の栽培管理や病害虫の対策などを確認しました。
講習会では、普及員が今季の気候条件を踏まえて、追肥や土寄せなど今後の管理の注意点を説明。高温時の追肥は効果が少ない上、病害を増やす恐れがあるため、追肥は地温が下がり始める9月下旬に土寄せ作業と同時に行うよう呼びかけました。
また、JA職員は、最近市内で局地的に大雨が降っていることから、排水の悪いほ場では病害虫の発生率が高まるため、条間の溝切りや除草をするなどして排水を良くするよう指導しました。9月上旬から行う土寄せの準備としての土入れ作業を、ほ場の管理者・井上文夫副部会長が管理機で実演しました。
荒川欣也部会長は、「続く猛暑で生育は停滞気味で、追肥など早まる気持ちはあると思うが、一つ一つの作業をほ場の状態を見ながら適期に行ってほしい」と話していました。