朝来市特産「岩津ねぎ」 出荷はじまる
JAたじまの地域振興品目の一つ、朝来市特産「岩津ねぎ」の今季の販売が11月23日解禁しました。JAたじま岩津ねぎ部会は11月22日、同JA和田山営農生活センター農業倉庫(朝来市和田山町枚田)で出荷式を開き、375ケース(1ケース10袋)を神戸や姫路、地元の市場に出荷しました。11月25日以降には、大阪方面への出荷も始まる予定です。
岩津ねぎの生産者で組織する同部会は今季、168人が約20ヘクタールで栽培しています。甘みが強く柔らかくて、青葉から白根まで余すところなく食べられるのが岩津ねぎの特徴で、高品質な地域ブランドとして、市場から高い人気を誇ります。
今年は、7月の長梅雨、8月の猛暑により例年に比べ生育が不安定でしたが、排水対策や肥培管理など生産者の努力もあって順調に生育しました。出荷の最盛期は12月半ばから来年1月下旬。今季は6万ケースの出荷を目指します。
式には部会役員、JAや行政の職員、運送業者らが出席しました。初荷を積んだトラックを万歳三唱で送り出しました。
同部会の荒川欣也部会長から初荷を受け取った同JAの太田垣哲男組合長は「岩津ねぎは朝来市の伝統野菜として但馬の冬を代表する特産物である。計画的な出荷で生産者の所得向上に努めたい」とあいさつしました。
荒川欣也部会長は「今年は天候が心配だったが、生産者の努力もあり、無事に初出荷を迎えることが出来て嬉しい。今後も栽培管理に徹底し、より多くの消費者に岩津ねぎを届けたい」と話しました。