「岩津ねぎ」出荷作業大忙し 最盛期迎える
兵庫県朝来市内のJAたじま各営農生活センター管内で、12月中旬から特産品「岩津ねぎ」の出荷作業が最盛期を迎えています。12月中旬の積雪で、一部のほ場では、葉割れや葉折れの被害が見られましたが、早めの防雪ネットの設置により出荷作業は順調です。ピークは1月まで続き、3月中旬まで出荷する計画です。
JAたじま岩津ねぎ部会が生産する「岩津ねぎ」は、柔らかくて甘みが強く、青葉から白根まで余さず食べられることが特徴です。今季、部会員168人が約20ヘクタールで栽培しました。阪神や地元市場を中心に6万ケース(1ケース10袋)の出荷を目指します。
同部会の荒川欣也部会長は、13アールの圃場で栽培しています。新しい資材や栽培技術を取り入れて収量増加を目指しています。今季は、「ねぎパンツ」を試験的に導入しました。「岩津ねぎ」は白根の長さを出荷規格で定めているため、3~4回の土寄せ作業が必要とされています。「ねぎパンツ」は軟白部を覆う遮光シートで土寄せ作業や収穫作業の軽減を図ります。荒川部会長は「常に良質なネギを栽培できるように日々試行錯誤しながら作業している。寒さが増して、よりおいしく仕上がった」と語りました。
同JAでは、幅広い消費者に但馬の特産品を手軽に購入してもらおうと10月8日から「たじまんまオンラインショップ」を開設しています。オンラインショップで「岩津ねぎ」も全国発送を行っています。