高品質で均一な苗づくりへ 岩津ねぎ部会講習会を実施
JAたじま岩津ねぎ部会は4月20日、JAたじま和田山営農生活センター敷地内の屋外倉庫で朝来市の特産品「岩津ねぎ」の優良苗の生産に向けた育苗の講習会を開きました。部会員やJA職員ら約30人が4月下旬から始まる播種に向けて、チェーンポット育苗の注意点を学びました。
JA職員や部会役員、日本甜菜製糖(株)の社員が、苗床を準備する際の注意点や土入れ、播種から定植までの管理方法などを説明しました。チェーンポットが敷かれた育苗箱に培土、播種、覆土の順に実演しました。培土する際は、土詰ブラシで周囲を叩き込むようにして堅めに詰め込むことや、播種後の水管理について呼び掛けました。
2019年9月から朝来市の農業研修生として「岩津ねぎ」の栽培に携わっていた宮脇將泰さんは、今年度から新たに部会に加入し、本格的に栽培に取り組みます。宮脇さんは「自分で実際に作業をしてわかることもたくさんあった。作業の手順やポイントをしっかりと押さえて、作業に取り組んでいきたい」と語りました。
チェーンポット育苗は、紙製の鉢で苗を育てて専用の移植機を使うことで紙がついたまま決められた株間で簡単に植え付けられます。今後は、定植の時期に合わせて講習会を6月中旬に開く予定です。