チェーンポット種まき学ぶ 岩津ねぎ部会

2023.04.17

IMG_9193.jpg JAたじま岩津ねぎ部会は4月12日、JA和田山営農生活センターでチェーンポット播種(はしゅ)講習会を行いました。同部会員や行政、JA職員ら約30人が参加しました。

 チェーンポットは紙製の鉢が数珠状に連結した構造で、一定の株間で植えることができ、苗箱で管理できるため地床育苗と比べて管理面積が小さくなります。6月下旬の定植時に専用の簡易移植機を用いることで省力化が見込めることから、同部会では地床育苗からチェーンポットへの移行を推奨しています。導入を始めてから10年以上たち、約8割の部会員がチェーンポットを導入しています。

 講習会では、同部会の荒川欣也部会長とJA職員が播種の手順を実演しました。そのほか、朝来農業改良普及センターの職員から土入れや播種、かん水の手順を学びました。荒川部会長は「チェーンポットの普及のために講習会を行っている。発芽率90パーセント以上を目指してほしい」と話しました。

 参加した部会員の稲場慎一さんは「育苗中の管理方法や土入れ、効率的な作業方法が参考になった。高品質な岩津ねぎが出荷できるようにしたい」と語りました。