朝来市特産「岩津ねぎ」出番 18t出荷目標
JAたじまの特産白ネギ「岩津ねぎ」の出荷が始まりました。8~10月の高温や乾燥で病害虫による食害が発生しましたが、生産者らの情報共有や栽培管理によって順調に生育しました。JAたじま岩津ねぎ部会では今年度、大阪や神戸などの市場に昨年出荷実績の約2倍にあたる18tの出荷を目指しています。出荷は来年3月21日まで。
11月22日にJA和田山営農生活センターで開いた初出荷式には、同部会員や関係機関、JA役職員ら約40人が参加。当日は、約1t弱の初荷を積んだトラックを万歳三唱で送り出し、出荷を祝いました。
初出荷式で、同部会の徳網豊春部会長は「部会員の努力のおかげで、今年も良いネギが出荷できる。これからも厳しい天候が続くと予想されるが、頑張って出荷したい」とあいさつ。JAの太田垣哲男組合長は「『岩津ねぎ』は、但馬の冬を代表する農産物。消費者が待ち望んでいるので、目標を超える出荷を目指したい」と話しました。
「岩津ねぎ」は部会員132人が約16haで栽培。白ネギと青ネギの中間種で、白根まで軟らかく、余すところなく食べられるのが特徴です。