出石出身の東京大学初代総理・加藤弘之は受験の神様!?

出石城下町には、少し変わった合格祈願スポットがあります。出石明治館に胸像が飾られている加藤弘之は、官界学界の多数の官職を歴任した政治学者で、東京大学の初代総理(現在の総長)を務めた人物です。地元の高校生は、加藤弘之の功績にあやかって「ゲン担ぎ」として、胸像をなでてから受験に挑むという伝統があるとか!?

地元の学生がこぞって集まる「ゲン担ぎ」スポット

豊岡市出石町出身の啓蒙思想家である加藤弘之は、明治時代の日本の政治学者で、高度な専門教育機関の重要性を説き、東京大学創設に大きく貢献した人物です。また、制度の改革を行うことで、法学、理学、文学、医学などの学部を持つ日本初の総合大学となった東京大学の初代総理として現在の大学制度の礎を築きました。

同時に、研究者としてドイツ学を究め、明治の日本に法律、政治、教育、学校制度など西洋の新しい思想を普及させるなど現代の教育に大きな影響を与えた人物でもあります。

受験シーズンになると、加藤の胸像を取り囲み頭や肩を撫でる受験生たちの姿を見かけます。御利益にあやかり、入試がうまくいくようにと毎年行われているちょっと変わったゲン担ぎは、この町の伝統です。

出石明治館
兵庫県豊岡市出石町魚屋50
TEL:0796-52-2353
営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
入場料:大人200円、学生120円

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