児童らが昔ながらのしめ縄作りを体験
JAたじま青壮年部は12月1日、講師として招いた地元農家の丸岡勲さんと一緒に、豊岡市立中筋小学校の5年生児童15人に正月用のしめ縄リースの作り方を指導しました。
同部は、食と農業のつながりを伝えようと、市内の小学校などで農業体験を指導しています。同校ではふるさと教育の一環として地域の農業や環境などを学ぶ5年生を対象に、田植えや稲刈りなどを指導してきました。
この日、稲わらを編んで円形に丸めて縁起物などを飾り付けるしめ縄リース作りに挑戦。丸岡さんがわらの編み方やしめ縄に仕上げる手順を説明したあと、児童らは2人1組になって、同部員と一緒にわらを編んでいきました。編んだわらを輪にしたあと、ナンテンや干支の置物などを取り付けて約90分で完成させました。
児童の一人は、「初めてで難しかったけど皆さんに丁寧に教えてもらい上手にできた」と話しました。青壮年部の田中秀幸部長は、「日本の文化や地域農業を知るきっかけになれば。自分で作ったしめ縄を家に飾って良い正月を迎えてほしい」と話していました。