JAL客室乗務員が田植え 体験プログラム商品開発目指す JJエリアセンター但馬

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 第一次産業をもとにした地域への誘致や活性化を目指す兵庫県JAたじま内にあるJJエリアセンター但馬は5月18日から、香美町香住区で日本航空(JAL)客室乗務員が酒造好適米の田植えから日本酒の蔵出しまで一通り体験するプログラムを実証・体験しています。

 同センターとJALは今回のプログラムを通じて、次年度の販売を見据えた旅行商品のブラッシュアップを行い、商品に参加することで飛行機乗客数増加にもつなげ、人流創出を目指します。

 プログラムに参加したのは、JAL西日本支社の上杉遥菜さん。国際線で業務するほか、客室乗務員の経験を生かして地域資源を活用したコンテンツの創出や商品開発を行う「JALふるさとアンバサダー」を務めています。

 プログラムは、同区小原の酒造会社・香住鶴に年4回訪問し、酒造りの流れを学びます。この日は、同社社員からJAの酒造好適米「兵庫北錦」の田植えを体験したほか、酒蔵を見学。上杉さんは「初めて田植えを体験して、農家さんの大変さが少し分かった。体験プログラムやアンバサダーの業務を通じて、若い人たちが農業に目を向けるきっかけを作りたい」と意気込みました。

 JAたじまと農協観光、日本航空(JAL)は令和5年3月に、地域活性化を目的にパートナーシップ協定を締結。その一環で、同センターが同年4月に開設された。同センターでは今回のような企画のほか、農泊ツアーの開発や援農につながる事業展開などを行う。